先日「写真を乾かす」応急処置法をお伝えしましたが、追加の情報です。
一度浸水した銀塩プリント(:紙焼き写真)は、真水で洗浄・乾燥したとしても、バクテリアの影響からか、画像が消えていく可能性がゼロではないようです。先日お伝えした方法は正しい対処なのですが、実は昨日、大事な写真の画像が一部消えてしまったという事例が報告されてきました。
こうなってくると、もっとも有効な救済方法は、残したい写真を一日も早くデジタル化することとなります。
スキャナーが準備できない場合、
「室内の外光の入る(但し直射日光は避けた)窓のそばに写真を置き、スマホのカメラで撮影する」
という手があります。
この方法をとれば、原版写真の劣化がその後進んでも、複写した画像を災害復旧が落ち着いた段階で、画像処理をかけることで、じっくり救済することもできます。
ぜひ、特に大事な写真については、その1でお伝えした「乾燥→落ち着いたら真水で洗浄し乾燥」という方法に加え、デジタル化「スキャナーやスマホで撮影」を組合せてください。
★その1の記事はこちら →「水没した写真の応急処置・その1」